絞りに出会う、ふれる。

開催レポート

作品展で飾れる!個性溢れるミニハンカチ作り

愛西市にある幼稚園にて、出張で絞り染め体験を行いました。
染める材料は、子どもたちが普段使うようなサイズの、小ぶりなタオル地のハンカチです。

今回は年長組3クラスで絞り体験を行いました。
机に材料を準備をしていると、何を作るのか興味津々な様子で、近くに見に来たり話しかけたりしてくれました。
職人から作り方の説明が始まると、やる気満々の子どもたち。目がキラキラして「早く作りたい!」という気持ちが伝わってきます。
今回は輪ゴムを使って絞りを行うのですが、園児たちは輪ゴムを扱った経験がない子が多く、初めはどうやったら輪ゴムをかけられるか試行錯誤…。しかし、保育者や職人が一緒に手を添えながら教えていくと、コツを掴んで段々と自分たちで出来るようになっていきました。
幼児期は遊びを通し、体感して学んでいく時期。子どもたちは吸収が早いですね。
できないできない!と言っていた子達も、やっていくうちに「自分でできたよ!」と嬉しそうに見せてくれるようになりました。
中には、輪ゴムをかけることが楽しくなり、タオルがお団子のようにまん丸になるまでたくさんつけている子もいましたよ。
『できる』が増えた時って、嬉しいですよね!

教室で絞り終わると、次は染色です。
今回はクラスごとに色を分けて1クラス1色ずつ、赤・青・緑で染めました。
園庭にある水場で、実際に染めるところをみんなで見ました。
職人は、染めている工程を見せながら説明します。園児たちは「えー!」「すごーい!」と声を上げながら、染まっていく様子を見ていました。絞りをしたタオルを広げて柄を見せると、自分やお友達の柄がどんな柄が興味津々で「綺麗!」「おっきい柄だね!」など感想を言いあって喜んでいました。
今回教えた絞りは2種類だったのですが、園児たちが思い思いに絞りをすることで、とても素敵な個性豊かな様々な絞りの柄ができあがりましたよ。
絞り終わった濡れたタオルを、先生たちが洗濯バサミなどで乾かしている時も「これは僕の!」「あっちは私の!」とみんな自分の作品を嬉しそうに見ていました。
世界で一つだけの自分のタオル。作品展で一斉に飾ると大迫力です!!
作品展が終わったら、ぜひたくさん使ってね。