開催レポート
蒲郡市立蒲郡西部小学校にて、手ぬぐい雪花絞り
今回は、手ぬぐいの幅45cmを『雪花絞り』という技法で染めました。
授業の初めに、有松絞りの歴史や、昔と今で着ている物が移り変わっていったことなどの話を、質問を交えながら行いました。
手を挙げて質問に答えてくれる子も沢山いましたね。
実際に、絞りってどんなもの?とわかるよう、子どもたちに絞りの布に触れてもらい、体感してもらいました。
伝統的な絞りの、まだ糸を外していない状態の物や、外し終わって模様が出ているもの。
そして、5代目が目の前で糸ぬきをして見せて盛り上がる場面もありました。
「なんだかブツブツしているね」
「ここの方が固い感じがする」
など、触っていくことでたくさんの感想が出てきました。
自分たちの絞りを作る番になると、綺麗な模様にしたいという気持ちがあり、とても集中して取り組んでいました。
職人が目の前で手早く染めると「もうできたの!?」と驚きの声があがりました。
あっという間に綺麗な雪花絞りの模様ができ、不思議そうにしている子どもたちから「どうやってこんなに一瞬で染まるの?」という質問も出てきました。
様々な薬品の反応を使ってできるのが染めなので、数学や化学の授業のような話も出てきました。
勉強した事を使って、いろんなことが出来る!という事の学びにもなったのではないかと思います。
興味がある子は、ぜひその分野の勉強もしてみてね!